先月いらした妊婦さんは、36週で逆子が戻らなくて、このままだと帝王切開になってしまうので、「赤ちゃんが何を伝えようとしているのか感じたいのと、このまま帝王切開になったときにバーストラウマにならないようなアプローチとかあるのか知りたいです。」とのことでした。(ご本人から投稿の許可をいただいています。)

この赤ちゃんは、出産で大切なのは、産み方よりも母子の命だということを教えてくれたようでした。

日本では、医療の発達により出産の時に命を落とすことは滅多にありませんが、まだ世界にはそのような国もかなりあります。
母子とも無事なのが当り前ではないんですよね。

特に異常が見られなくても、赤ちゃんにとって何らかの不都合があれば、自然分娩を避けるようにすることもあるようです。

「結局逆子のままでしたが、お腹を開けた時の所見では下からトライしなくてよかったという状態だったみたいです。」という報告をいただきました。

そして、生後二日目に、採血所見が良くないということで、他の病院に搬送され、離ればなれになってしまったそうです。
その時にお母さんが感じた辛さ寂しさは、どれ程のものだったでしょう。

その分、会えた時の可愛さは計り知れないほどだったとのこと。

この体験を通して、子どもは元気ならなんでもいいと思われたそうです。

私たちは、肉体がなければ出来ない体験をするために、この世に生まれてきます。

でも、わざわざ自分から辛い体験に飛び込んでいくことはほとんどないので、周囲の人によって、否応なく体験することになる場合が多いと思います。

その代表が、子どもを通しての体験ですよね。

子育ては、思うようにならないこと、思いがけないことの連続です。

すごく心配したり、腹が立ったり、がっかりしたり・・・逃げたくなることもあると思います。

そんな時、物事を自分の思い通りにすることが人生の目的ではなく、体験することが目的なんだと思っていたら、少しは気が楽になるのではないでしょうか?

そして、心配が大きければ、ほっとした時の安堵感やうれしさも大きいですよね。

この赤ちゃんは、今は、「入院していたいたことをうっかり忘れるくらい、よく飲み大きくなってくれています。」とのことです。

こういう報告を聞くと本当にうれしいです。